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妙高|大田切川 大倉谷右俣遡行・下部下降

2025.10.17

この週末は、前々からGORGE CLUBの鈴木助さんと同行しようという話になっていた。しかしこちらとしてはあまり明確な行きたいところもなかったので、尋ねてみると、惣滝とその下流のゴルジュが気になっているとのこと。自宅からはそこそこ遠いが、インターからは近いし、初めての妙高山という山域も興味深いので、大倉谷右俣の遡行と併せて行ってみた。

記録

日程
2025年10月17日
メンバー
たもしま、たな、ほか1名
天候
晴れ
体2攀1悪2藪2水2+特殊懸垂下降
たもしま★6、たな★6
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独自の5大要素(体力・登攀・悪さ・藪漕ぎ・水量)を1〜6段階で数値化した沢の個性化パラメータです。従来のグレード(難易度)とは異なります。

・定義や意図は「源流徘徊」を参照。

・従来の一般的なグレードについては、たもしまが付けているものを採用しています。

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★10段階で評価。個人の好みや思い出要素も含みます。

  • 大倉谷右俣:2級
    概ねゴーロの沢だが、1700m付近には開放的で綺麗な連瀑があり、適度に登り応えもある。詰めもなく登山道に出るので、妙高山へのバリエーションルートとしても利用価値がありそう。左俣に入ると少し先で右岸に見事な直瀑があるので、ついでに見に行くとよい。ラバー適。
  • 大倉谷下部:グレード評価なし
    登れない滝が連続するため遡行対象とはならない。惣滝の滝壺への懸垂下降には最低でも80mロープ2本が必要。滝下には適温の温泉があり素晴らしい。温泉の下流には権現滝のゴルジュがあり、ゴルジュ内の下降にはキャニオニングの装備と技術が必要。

そうめん滝:朝は、未明までの雨の影響で増水して2条になっていたが、帰りには左だけになっていた。

登山道と大倉谷が交わる地点から入渓

左俣へ少し入ってみると、右岸に立派な直瀑があった。冬には氷瀑になりそう。

左俣本流を進むと結構立派な滝があり、巻くのも大変そうなので、引き返して右俣へ。(ドローン写真)

ゴーロ主体の渓相をしばらく進むと、ナメが増えてきて悪くない感じ

7mの滝を登るtamoshima この滝は右俣では最も登り応えも見応えもあった。

5mハング滝は登れず、右から巻く。ずるずるの斜面と藪で、割と面倒。

良い感じのナメ小滝の連続になる
紅葉も綺麗

火山特有の荒涼とした感じも良い。終盤はまたゴーロになり、適当に登っていくと登山道が脇に出てくるので、そこで遡行終了して渡渉点へ戻る。

渡渉点で助さんと合流し、今度は大倉谷を下降していく。惣滝の上にもそれなりに綺麗な斜瀑がある。

2段7m斜瀑
3段13mナメ滝

惣滝の落ち口に着いた。目も眩むような高さだ。

立木を支点に、ロワーダウンで降ろされていく。

滝が思ったより大きく、途中でロープを連結したので結構時間がかかったが、何とか滝下に到着。後続が降りてくるのを待つ。

降りながら見下ろすとこんな感じ。目指す温泉も見える。

温泉だ! しかも、40℃程度の適温、素晴らしい。

しかも、湯船からの景観も素晴らしい。1時間近く長居してしまう。

下降再開すると、下流にも温泉が湧いていたが、ここは入浴するには狭そうだった。

権現滝から下は、ゴルジュになっている。通常の沢下降なら巻く所だが、キャニオニングらしい手法で、このゴルジュ内を突破していく。

権現滝。右岸にも滝があり、周囲は壁に取り囲まれていて、なかなかの空間。

権現滝の下の滝も下っていく。

権現滝の下の8m滝。ここでいったんピッチを切る。

さらに14m滝を下る。この滝は登れそうだが、この滝を登ったとしても、権現滝は登れず、窮地に陥るだろう。

暗くなる前にゴルジュを抜けて安堵。 最後は「河原の湯」という整備された無料露天風呂に浸かり、大満足。

大倉谷の上部はまぁそれなりという程度の沢だったが、惣滝周辺は凄かった。自分史上最大落差の懸垂下降で巨瀑を下り、最高の温泉に入り、権現滝の圧倒的なゴルジュを下降、さらに再度温泉という、素晴らしいコースだった。
 これまでにも毒水沢香草温泉、大雪の岩間温泉、台湾の栗松温泉や四稜温泉等、様々な野湯に入ってきたが、ここはそれらの中でも最高のロケーションだと断言できる。
 前後も含め、こんな素晴らしいところを提案し、連れて行ってくれた助さんに感謝。キャニオニングの心得のある方には今回のルートがお薦めだが、そうでなくてもこの野湯へは行けるので、滝と温泉が好きな方は是非。

装備・コースタイム

7:48 燕温泉駐車場 – 8:03 惣滝分岐 8:04 – 8:14 麻平分岐 8:19 – 8:44 大倉谷渡渉点 – 11:22 遡行終了 – 11:26 大倉分岐 – 11:32 黄金清水 11:40 – 11:51 大規模崩落箇所 – 12:09 大倉谷渡渉点 12:15 – 13:02 惣滝 14:53 – 16:14 権現滝 16:48 – 16:50 惣滝分岐 16:53 – 17:08 河原の湯 17:18 – 17:29 燕温泉駐車場 – 17:29 帰着
(合計9:41/距離10.3km、登り1,448m、下り1,446m)

・ロープは80mスタティックを2本使用、余裕なし。90mなら余裕有り。
・ソールはラバー可
・酸性水により金属製品が錆びやすいので要注意

遡行図

地名

・大田切川は太田切川とも書く。

他の記録

・遡行/下降ともに記録未見。

〇本件ヤマレコはこちら

1994年生。ぶなの会所属。大学に入ったタイミングで沢登りを始め、沢登り歴13年、訪れた沢は約1000本。沢を登るだけでなく下りも交え、一層その流域への理解を深めたいと考えている。最近は、情報の乏しい隠れた秀渓を探すのにハマっている。

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