天子山地|佐野川 境之沢南沢遡行・古芋沢下降

佐野川流域の沢に2週間前に行って以来、tamoshimaのヘルメットが行方不明になった。どこで紛失したのかは不明だが、佐野川が一番怪しいと思ったので、それを探しがてら、佐野川の中では滝が多そうな、境野沢南沢と古芋沢を探検してみることにした。
記録
独自の5大要素(体力・登攀・悪さ・藪漕ぎ・水量)を1〜6段階で数値化した沢の個性化パラメータです。従来のグレード(難易度)とは異なります。
・定義や意図は「源流徘徊」を参照。
・従来の一般的なグレードについては、たもしまが付けているものを採用しています。
★10段階で評価。個人の好みや思い出要素も含みます。
- 境之沢 南沢:2級
南沢の滝という名のある滝が北沢との出合にあるが、近年の側壁崩壊により下部が埋没し、見応えはあまりなく、容易に登れる。他にも多数の滝があり、直登すれば登り応えのある15m滝もあるが、全体としてはゴーロが長く、詰めも割と長い。ぬめり強め。 - 古芋沢:2級
古芋の滝という名のある12m滝が下部にある他、3段40m程度の滝も上部にあるが、全体としては滝は少なめで、ゴーロの区間が長い。佐野川へのアクセスの悪さも考えると、わざわざ行くような沢ではない。

本谷林道のゲート手前に駐車。境之沢に入渓してゴーロを歩いていくと、滝が出てくる。これは北沢にある「北沢の滝」

南沢に入ると崩壊で荒れていて、「南沢の滝」は下部が埋まり、だいぶ小さくなっているようだった

小さくなったせいか、南沢の滝は快適に登攀

15m滝は一見して登攀困難に見えたが、近づくと登れそうに見えたので、たな先頭で取り付いてみた。見た目より難しく、エイドしたりピッチを途中で切ったりしながらも、何とか登攀成功。まあ巻いた方がいい滝だろう。



890m二俣を左に入ると水量は大きく減るが、苔が綺麗だ。 この後の詰めはそれなりに長かった。

古芋沢は意外とナメが発達した沢で、それを巻きながら降りていくと、3段40m滝が出てくる。なかなか立派だ。

この15m滝は、頑張れば登れそうに見えた。

最後に「古芋の滝」を懸垂下降して終了。これも登れそうだった。
※ヤマビル10個体以上確認、要注意
ヘルメットは見つからず、残念。だいぶぼろくなっていたので、そろそろ交換しろというお告げだったということにしておこう。(神の存在を信じてはいないが)
沢の内容は、滝はそれなりに多いものの、ゴーロ区間も長く、詰めも割と面倒で、まとまりに欠ける印象。ヒルも多かったし、いまいちかな。佐野川流域へのアクセスの悪さも考えると、まず再訪はされない沢だろう。やはり、佐野川流域では連ネ滝沢、三ツ滝沢がお薦めである。
装備・コースタイム
9:33 出発 – 9:35 本谷林道ゲート – 10:22 北沢の滝 10:33 – 14:28 三石山 14:41 – 16:35 古芋の滝 16:41 – 16:49 本谷林道ゲート – 16:59 帰着
(合計7:26/距離6.9km、登り826m、下り829m)
・ロープは30mで可
・ぬめり強く、ラバーソールは微妙だった
遡行図

地名
・古芋沢
現地堰堤銘板、つり人渓流フィールド甲斐・駿河(1997)、南部町誌上巻(1999)等に記載がある。
・境之沢
現地堰堤銘板に拠る。つり人渓流フィールド甲斐・駿河(1997)では境ノ沢、南部町誌上巻(1999)境沢だが、現地表記を優先した。
・南沢
南部町誌上巻(1999)に記載がある他、南沢の滝があることから推測できる。
・古芋の滝、北沢の滝、南沢の滝
南部町観光ロードマップ、南部町誌上巻(1999)等に記載がある滝。
https://www.town.nanbu.yamanashi.jp/kankou/hiking/files/kankou-p2505-4.pdf
下山メシ&周辺施設
○今日はココ
女将さんは「いらっしゃいませ」ではなく「おかえり」「行ってらっしゃい」で迎えてくれる。実家のようなホスピタリティだ。

他の記録
沢登りとしての記録は未見。古芋の滝、北沢の滝、南沢の滝を見に行った滝屋の記録はある。
・古芋の滝、北沢の滝、南沢の滝(崩壊前)
https://takibito.sakura.ne.jp/3_yamanasi.html
・2013年10月の古芋の滝
https://www.japanwaterfalls.com/furuimonotaki.htm
〇本件ヤマレコはこちら
1994年生。ぶなの会所属。大学に入ったタイミングで沢登りを始め、沢登り歴13年、訪れた沢は約1000本。沢を登るだけでなく下りも交え、一層その流域への理解を深めたいと考えている。最近は、情報の乏しい隠れた秀渓を探すのにハマっている。










