安倍奥|安倍川 横沢下部遡行

沢口沢の溯下行を終えてもまだ15:30。この時期は日が長いので、コンビニゴルジュがありそうだと目を付けていた横沢へ行くことにした。
記録
独自の5大要素(体力・登攀・悪さ・藪漕ぎ・水量)を1〜6段階で数値化した沢の個性化パラメータです。従来のグレード(難易度)とは異なります。
・定義や意図は「源流徘徊」を参照。
・従来の一般的なグレードについては、たもしまが付けているものを採用しています。
★10段階で評価。個人の好みや思い出要素も含みます。
- 安倍川 横沢下部:2級上
中平集落の脇にあり、アプローチもデプローチも至近のコンビニゴルジュで、僅か標高差64mの中に、登れる滝が6つ。適度に登り応えもあり、ゴルジュも見事。安倍川流域の他の沢へ行き、時間が余った時に超お薦め。

入渓即ゴルジュ。最初の5m滝は泳いで取り付き、激シャワーの突っ張りで登攀。

直後の7m滝も激シャワーの突っ張りで登攀。


10m滝が最も難しく、tamoshimaリードで右壁をエイド交じりで登攀。適度にホールド、スタンスがあり面白い。巻くことは可能。

6m滝は右から登ったが、そこそこ渋い。容易に巻ける。

最後の8m2条滝は、左の細い水流の左側を登攀。平水ならここに水はなさそうだ。
※増水していたと思われる
※ヤマビル見かけず
これは良いコンビニゴルジュだった。アプローチもデプローチも至近で、僅か標高差64mの中に、登れる滝が6つあり、しかも適度に登り応えもある。ゴルジュも見事だ。安倍川流域の他の沢へ行き、時間が余った時に超お薦めの1本である。
天気が微妙な週末で最後まで行き先には悩んでいたが、結果として1日で2本もマイナーな良渓を探検することができ、充実した日になり良かった。
装備・コースタイム
16:07 出発 – 17:46 帰着
(合計1:39/距離1.0km、登り195m、下り229m)
ラバーソール適
遡行図

地名
・中平集落で2名に聞き取り調査を行った。1人は、沢名はご存じなく、滝やゴルジュの名前も特にないとのことであった。もう1人は、沢名は「唐沢(からさわ)」とのことだった。
・静岡県民有林小字マップでは、この沢の源流部に「唐沢山」という地名がある。
・静岡市の河川水路図、『中部山岳の溪流』(鈴野藤夫, 1976)、『南アルプス南部』(山本朋三郎,1960)では「横沢」としている。
以上から、本記録ではこの沢を横沢(別名?:唐沢)として扱うこととする。
他の記録
・WEB上に記録はない。
・山と溪谷308号(1964-10)によると、静岡山岳会が発行した『見月山の沢』という資料に記録が掲載されているらしいが、未入手。もしお持ちの方がいらっしゃったら、ご提供頂ければ有難い。
〇本件ヤマレコはこちら
1994年生。ぶなの会所属。大学に入ったタイミングで沢登りを始め、沢登り歴13年、訪れた沢は約1000本。沢を登るだけでなく下りも交え、一層その流域への理解を深めたいと考えている。最近は、情報の乏しい隠れた秀渓を探すのにハマっている。





