ログインお気に入り

西伊豆|仁科川川金沢右俣遡行

2023.12.10

記録

日程
2023年12月10日
メンバー
たもしま、たな
天候
晴れ
体1攀2悪2藪0水1
たもしま★3、たな★3
×

独自の5大要素(体力・登攀・悪さ・藪漕ぎ・水量)を1〜6段階で数値化した沢の個性化パラメータです。従来のグレード(難易度)とは異なります。

・定義や意図は「源流徘徊」を参照。

・従来の一般的なグレードについては、たもしまが付けているものを採用しています。

×

★10段階で評価。個人の好みや思い出要素も含みます。

  • 川金沢右俣:1級上
    二俣までは概ねゴーロだが綺麗な2条滝が1つある。右俣に入ってからは滝が連続するが、巻かざるを得ない滝が多く、あまり登攀的に面白い物はない。温暖な伊豆半島にあることから、初春や晩秋に訪れてみても悪くはない。ラバー適。

(写真の選定とコメントは byたな)現地看板をチェック。川金沢はネットで調べても枕状溶岩についての学術記事しかヒットしなかったため、こいつかぁと思いながら読んだ。

現地看板がもう1つ。

(tamoshima記) 川作川での使用3時間で破損したモンベルのパドリングシューズ:購入時情報不明を理由に不良品補償を受けられず

川金沢本流沿いに謎の石垣があった。いつの時代のものだろうか。

遡行図の2条4m滝。tamoshimaさんは左から、自分は右から登った。 (tamoshima:左は随分難しかった)

左岸から入る覗岩沢(仮)を偵察にいったら、水がほとんど無かったため退散。本流遡行に切り替える。

二重滝の由来か?

この滝は水流左が細かいが登れそうとのことで、時間もあるしトップロープを張って遊んでみようと考えた。が、支点の位置が微妙で普通に左から巻いただけになってしまった。

結構深い滝壺やポットホールが散見されて楽しい。

続いて出てくる遡行図の13m滝。直登の可能性を探る。

tamoshimaさんはラバーソールがぶっ壊れてフェルト靴なので、私がリードしてみる事に。見た目よりヌメらないが、とにかく岩が脆い。ラスト2mくらいの所から先は巻き気味に登った。

終了点。岩が脆すぎてカムもハーケンも微妙なのでお助け紐をぶん投げて木にかけた。

あとは適当に尾根へ乗って林道を目指す。帰りの林道歩きで、トゲトゲ袋の中に綿毛がギッシリ詰まった意味不明な植物を発見。tamoshimaさんのリサーチによるとフウセントウワタというアフリカ原産の種らしい。伊豆の温暖な気候で定着してしまったのだろうか。

中身の綿毛は結構暖かい。



・感想(たもしま) 
期待していた左岸支流(仮称:覗岩沢)に水がなく残念だったが、本流右俣は小難しい滝もあり、それなりに楽しめたので良かった。気になっていた沢筋が探索できたので個人的には満足。とはいえ、関東からわざわざ訪れる程の沢ではないと思う。

【壊れたパドリングシューズについて】
 川作川での使用3時間で破損したパドリングシューズについて、明らかに不良品であると考え、モンベルカスタマーサービスから補償を求めた。しかし、メルカリ購入品(未使用品)であり購入時情報が不明だったため、補償を受けられなかった。このことから得た教訓をヤマノートにまとめたため、是非一読して欲しい。
https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=3607

・感想(たな)
川金沢本流区間は、苔むした古い石垣が続く。途中、かなり寂しい水量の覗岩沢(仮)を偵察に行くも、早々に水が枯れそうなため退散。tamoshimaさん曰く、伊豆はまぁまぁ広い集水地域を持つ沢でもなぜか水の無い沢が多いらしい。
本流をしばらく歩くと、ポットホールが随所に散見されて楽しい。右俣に入ってからは滝も続き、二重滝の由来と思わしき結構立派な連瀑や、ボロボロだが登り応えのある13m滝も出てくる。
帰りは沢下降ではなくそのまま林道を下った。途中、トゲトゲした袋を持つ植物が群生しており、中身を破いて割ってみると、これでダウン作っても暖かそうなくらい立派な綿毛がギッシリ詰まっていた。

1日でタイプの違う沢を2本探索できて、充実の日曜日になった。沢の内容はそれなりでも、よーく目を凝らすとちょっと面白い要素が転がってたりするからしっかり拾える感性を持っていたい。特に今年は仲間に恵まれて素晴らしい渓谷へ沢山行けたので、目が肥え過ぎないように笑

装備・コースタイム

11:46 出発 – 15:14 帰着
(合計3:28/距離6.1km、登り693m、下り697m)

ラバーソール適

遡行図

遡行図(滝の落差は目測)

(遡行図は後日追加)

地名

・川金沢の地名は、渓流釣場事典(鈴野藤夫,1979)に拠る。
・行政では準用河川 川金川としている。
http://www.shizuoka-kasen-navi.jp/html/nishina/basic_01.html
・現地には沢名を示す掲示は確認できなかった。
・静岡県民有林小字マップでは、川金沢右俣附近に「二重滝」の記載がある。これは3段15m滝(下からは2段に見える)のことではないかと考えられる。

【周辺の沢】
 下山後に仁科川支流の大金沢(西伊豆斎場の向かいの沢)及び三宝滝沢(仁科川第二発電所上流右岸の沢)を偵察しに行ったが、両沢ともに涸れ沢であった。なお、これらの沢名も渓流釣場事典(鈴野藤夫,1979)に拠る。

下山メシ&周辺施設

夕飯は「すぎ屋」をチョイス。地魚のお刺身やアンコウ鍋、棒餃子など美味しい料理を楽しんだ。水産会社が経営しているお店らしい。

他の記録

〇本件ヤマレコはこちら

1996年生。就職後に沢を始め実践歴8年、訪れた沢は約600本。SAWA MAFIA所属、源流徘徊主宰。山・渓・里を繋ぐ沢旅が好き。オリジナルラインの遡下降と山の背景ネタを大切に、沢起点で流域の風土をまるごと読み解く探究を目指している。

関連記事