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北遠|天竜川 天神沢遡行・渡ヶ沢下降

2025.03.29

記録

日程
2025年3月29日
メンバー
たもしま、たな
天候
曇り
体2攀2悪1藪0水1
たもしま★4、たな★4
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独自の5大要素(体力・登攀・悪さ・藪漕ぎ・水量)を1〜6段階で数値化した沢の個性化パラメータです。従来のグレード(難易度)とは異なります。

・定義や意図は「源流徘徊」を参照。

・従来の一般的なグレードについては、たもしまが付けているものを採用しています。

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★10段階で評価。個人の好みや思い出要素も含みます。

  • 天神沢:2級上
    登れる滝が多く沢登りに適した沢。佐久間湖下流の沢としては例外的に水量が少ない沢なので、この地域で暑くない日に沢に行きたい場合にはお薦め。下部に廃橋と廃坑道があるのが特徴的。ラバーソール可。
  • 渡ヶ沢[渡ノ沢]:1級
    殆ど滝がなくゴーロばかりの沢で、遡行価値はない。沢下降は可能だが、尾根を下った方が早い。

この日は気温が低く、関東は雨。行き先に悩んだが、浜松方面なら比較的暖かく雨も降らなそうだったので、浜松の中でも標高が低く、水量も多くなさそうな天神沢を選んだ。

駐車スペースから安春沢を少し遡ると、地理院地図に載っている径路に出合う。想像以上にしっかりした径路だ。

径路沿いには金属製の搬器の跡もあったが、いつ、何のために作られたのかは分からない。秋葉ダムの建設で川沿いの歩道が使えなくなり、その代わりとして作られたのかもしれないし、久根鉱山の関連施設の可能性もある。

適当なところから天神沢に下ると、すぐ上流側に滝がある。先に下流側も確認しに行くと、謎のコンクリート構造物と、登れる4m滝があった。上流側の滝は、左の旧流路から登った。

その先は登れる滝と登れない滝が混じり、やがて先ほどの径路と交わる。ここの橋台が予想以上に立派で、かつては有力な道だったのだろう。間に小滝が落ち、今も金属製の橋が架かっている。木の踏板は抜け落ちているが、梁を伝えば渡ることができる。

橋の上流の右岸に、水の流れ出る穴を見つけた。人が入れる大きさなので、ヘッドライトを点けて入ってみると、体感で200mほど続いていた。

坑道の一部は水没している。鉱脈らしきものは見当たらないが、試掘坑だろうか。落盤箇所は少なく、地質は安定しているようだ。

ここから上流は普通の沢になるが、渓相はなかなか良く、手頃な小滝が多い。登れる滝も多く、丹沢にあれば人気が出そうな沢だ。

特に面白かったのが、この2段9mのハング滝。垂れ下がる木の根を伝って登れる、珍しい滝だった。

平凡な区間を過ぎると、多段の15m滝が現れる。傾斜が強い割に快適に登れて楽しい。最後はちょっとしたゴルジュを過ぎて沢形がなくなったので、北へトラバースして渡ヶ沢へ移った。

下降した渡ヶ沢は、予想どおりほとんどゴーロだけの沢で、下部には堰堤も多い。滝らしい滝はこの1つだけで、遡行する価値はない。途中の堰堤の銘板で、沢の名前が判明した。

渡ヶ沢の出合には「お滝」が懸かる。さっさと下って駐車スペースに戻ると、まだ15時前だったので、次の沢へ向かった。

天神沢は登れる滝が多く、沢登りに向いた沢だ。グレードは2級上程度。下部に廃橋と廃坑道があるのも特徴的である。この周辺の沢は、天竜川に合流する直前だけが遡行対象になるものが多い。そうした沢は水量が多く、初春には向かない。天神沢は例外的に水量が少ないので、この地域で暑くない時期に沢へ行きたいときに良い。良い開拓ができ、有意義な一日だった。

装備・コースタイム

9:38 出発 – 12:53 遡行終了 – 14:42 帰着
(合計5:04/距離5.4km、登り916m、下り911m)

ラバーソールOK

遡行図

地名

・天神沢の沢名は、全国Q地図の静岡県民有林小字マップに拠る。
・渡ヶ沢の沢名は、現地の堰堤の銘板に拠る。静岡県民有林小字マップでは、「渡ノ沢」。

下山メシ&周辺施設

○浜松餃子 浜太郎 半田山店(本店)
浜松餃子をいただく。

他の記録

〇本件ヤマレコはこちら

1994年生。ぶなの会所属。大学に入ったタイミングで沢登りを始め、沢登り歴13年、訪れた沢は約1000本。沢を登るだけでなく下りも交え、一層その流域への理解を深めたいと考えている。最近は、情報の乏しい隠れた秀渓を探すのにハマっている。

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