蒲原三山|向田川 蛭沢遡行

蒲原の大丸山。こんな低山で、沢登りそのものを目的とする遡行が行われたことなど、きっとないだろう。だが、昨年、私は見つけてしまった。こんな所に、立派なゴルジュがありそうな地形を。
標高は低く温暖そうなので、秋か春に行ってみようと思っていた所、ちょうど3月上旬にしては暖かい日が来たので、いざ、現地へ。
記録
独自の5大要素(体力・登攀・悪さ・藪漕ぎ・水量)を1〜6段階で数値化した沢の個性化パラメータです。従来のグレード(難易度)とは異なります。
・定義や意図は「源流徘徊」を参照。
・従来の一般的なグレードについては、たもしまが付けているものを採用しています。
★10段階で評価。個人の好みや思い出要素も含みます。
- 向田川 蛭沢:1級上
景観も地質も特徴的で、立派なゴルジュの他、登れる滝もいくつかあり、足元以外は濡れないので、冬でも遡行可能。下部の堰堤群は巻くのが面倒なので、それより上流から入渓する方がすっきりする。本流を詰めようとすると登れない滝が出てきて悪いので要注意。 - 蛭沢右岸尾根
古道らしい道形ははっきりしているが、殆ど使われてはいないようで、藪っぽく、途中で見失った。蛭沢の下山には十分使える。
新遠所橋の左岸側の路肩に駐車しスタート。


1つ目の堰堤:左から巻いたが、ぼろいので結構悪かった

2つ目の堰堤:左から巻き、小懸垂下降で沢に戻った。3つ目の堰堤は右から容易に巻けた。

比較的平凡な渓相の区間を経て、立派なゴルジュが現れた。CSをくぐって進む。

こんな低山にしては、なかなかのゴルジュだ

ゴルジュが終わる辺りから小滝が出始める。この3mCSは、左から巻いた。


353mの1:1を左に入ると、登れないし巻くのも面倒そうな10m滝が出てきたので、戻って右岸支流から詰めていく

詰めていると、未開封のメンマ缶を発見、賞味期限は2004年のようだ

開けてみたら、無臭だった。腐ってはいないようだが、メンマらしい臭いもせず。土に還れ。
予想通り、低山にしては立派なゴルジュを見ることができ、満足した。
景観も地質も特徴的で、登れる滝もいくつかあり、足元以外は濡れないので、寒い時期にはそこそこお薦めできる沢だと思う。17℃のこの日は、少し暑いくらいだった。下部の堰堤群は巻くのが面倒なので、それより上流から入渓する方がすっきりする気がする。1日楽しむには短すぎるルートだが、他の何かと組み合わせて計画してみてはどうだろうか。
装備・コースタイム
10:13 出発 – 12:30 遡行終了 – 13:10 帰着
(合計2:57/距離4.9km、登り490m、下り506m)
・ラバーソール可
・メインロープ不使用、小懸垂にお助け紐使用
遡行図

地名
・行政上の河川名は、向田川水系蛭沢川であるが、沢登りの対象とするにあたり、「蛭沢」とした。東名高速道路の橋梁名は、「蛭沢橋」である。
他の記録
記録未見。
〇本件ヤマレコはこちら
1994年生。ぶなの会所属。大学に入ったタイミングで沢登りを始め、沢登り歴13年、訪れた沢は約1000本。沢を登るだけでなく下りも交え、一層その流域への理解を深めたいと考えている。最近は、情報の乏しい隠れた秀渓を探すのにハマっている。










