南ア|大井川 蛇沢(西蛇沢)下部遡行

記録
独自の5大要素(体力・登攀・悪さ・藪漕ぎ・水量)を1〜6段階で数値化した沢の個性化パラメータです。従来のグレード(難易度)とは異なります。
・定義や意図は「源流徘徊」を参照。
・従来の一般的なグレードについては、たもしまが付けているものを採用しています。
★10段階で評価。個人の好みや思い出要素も含みます。
- 蛇沢:2級下
下部に10m前後で快適に直登できる滝が4つ程度連続する。沢慣れしていれば2時間程度で下山まで終わるが、それなりに楽しめる。しかし、アプローチの大変さを考えれば今後遡行されることはないであろう。
蛇沢は大井川流域でも小さい沢だが、空中写真で見ると、下部の等高線混雑部に連瀑がある。これは半日で調査可能だろうと、7月から狙っていたが、赤石沢や聖沢のような大物を優先した結果、9月下旬になってしまった。

リニア中央新幹線工事の事前環境調査として、東俣林道通行許可を頂き、林道路肩に駐車。最初に大井川を渡渉。増水していると、ここで敗退しそう。

概ねゴーロの中に多少の小滝がある沢を登っていくと、空中写真でも見えていた連瀑に到達。うーん、思ったより小さいな。

1〜2つ目を快適に登り、これは3つ目の7m滝。結構水を浴びて、冷たい。


この4m程度の、超簡単に巻ける滝の手前で脱渓。遡行終了後のトラバース区間には概ね獣道があり、尾根下降区間は、尾根形が明瞭ではないものの、特に問題なく下れる斜面だった。

大井川本流の渡渉箇所付近には禁漁のペイントがあった。
期待していた連瀑は大したことがなく、全部フリーソロで登れてしまい、ちょっと物足りなかった。快適に登れる連瀑なので悪くはない沢だが、通常は車で来られないことを考えると、今後遡行されることは無いだろうと思う。そういう意味では、貴重な記録を残せてよかった。
装備・コースタイム
13:50 出発 – 14:55 遡行終了 – 15:29 帰着
(合計1:39/距離1.7km、登り356m、下り365m)
・ラバーソールで行ったが、難しい滝はないしぬめりもあるのでフェルトソールでも可と思われる。
・ロープ不使用
遡行図

(同日午前中に遡行した枯木戸沢を含む)
地名
・現地掲示や「南アルプスと其溪谷」(平賀,1931)によると、読みは「へびさわ」。
・地理院地図等では「蛇沢」だが、「中部山岳の渓流」(鈴野,1983)等では「西蛇沢」。
・地理院地図の1241標高点付近を通り左岸から大井川に流入するのが「東蛇沢」。
周辺施設
○椹島ロッヂ
南アルプス南部、大井川源流部の山々へ入る際の拠点として利用される施設。お土産コーナー等も充実している。無料で入館できる展示エリアも併設してある。

○路肩の湧水帯
木賊沢の2本下流、虎杖沢では、林道の路肩でも美味しい伏流水が飲み放題である。

他の記録
〇本件ヤマレコはこちら
1994年生。ぶなの会所属。大学に入ったタイミングで沢登りを始め、沢登り歴13年、訪れた沢は約1000本。沢を登るだけでなく下りも交え、一層その流域への理解を深めたいと考えている。最近は、情報の乏しい隠れた秀渓を探すのにハマっている。








