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秩父|荒川 大砥沢遡行・バチ岩沢下降

2025.11.03

記録

日程
2025年11月3日
メンバー
たもしま、たな
天候
晴れ
体2攀2悪1藪0水2
たもしま★5、たな★2
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独自の5大要素(体力・登攀・悪さ・藪漕ぎ・水量)を1〜6段階で数値化した沢の個性化パラメータです。従来のグレード(難易度)とは異なります。

・定義や意図は「源流徘徊」を参照。

・従来の一般的なグレードについては、たもしまが付けているものを採用しています。

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★10段階で評価。個人の好みや思い出要素も含みます。

  • 大砥沢:2級下
    いきなり石灰岩ゴルジュで始まり、竜門の滝を経て、割合綺麗な渓相が二俣まで続く。水量の多い左俣に入ると、いくつかの登れる滝を経て清浄の滝に至るが、以遠は凡谷と思われる。右俣に入ると源流部まで登れる小滝が多くあるが、ゴーロ率も高く、渓相はいまいち。
    ※三峰神社の職員に、大砥沢から神社まで登ることは避けて欲しいと言われたため、大砥沢右俣左沢を登る場合は、途中で表参道等へ出ることを勧める。
  • バチ岩沢:2級下
    下部に「夫婦滝」を含む連瀑があるが、直登できる滝ではないと思われる。その上流にも登れない10m強の滝があり、さらに上流は伏流ゴーロが続いていて、遡行価値は低い。下降ルートとしても、至近距離に登山道があり利用価値は低い。石灰岩の巨岩が多いのが印象的。

大砥沢は随分前から気になっていた沢だが、そんなには期待していなかったので、後回しになっていた。この3連休、高速の休日割がないので、最終日は一般道で帰れる秩父にしようと考え、ようやく訪渓。ついでにバチ岩沢も下る計画にした。

大砥沢は、いきなり石灰岩ゴルジュからはじまる。

その石灰岩ゴルジュの3m滝が、難しい。たわしで頑張って藻を落とし、やっと登れた。

竜門の滝:大きい滝ではないが、滝壺が広くて深くて水も綺麗で、良い感じ。直登不可だが、左から簡単に巻ける。

少しのゴーロを経て、立派な瀞が出てきた。一瞬泳ぎを覚悟したが、左から歩いて取り付けた。

見たこともないほど太いワイヤーロープが落ちていた。昔のロープウェイのものか?

9m滝:この滝も滝壺が綺麗。右の濡れた岩を登れるかもしれないが、左を巻くのが楽そうなので巻いたら、それほど楽でもなかった。

3mCS滝:胸まで浸かって冷たい…が、滝自体は難しくない。

また綺麗な滝壺の滝だ。登るのは簡単。

左俣に入っても、綺麗な釜と登れる滝の組み合わせが続いて、良い感じ。

石灰岩の7mハング滝。右の湧水からバンドを伝って登る。

石灰岩ゴルジュの上段の2段6m滝:見た目以上に登りにくかった。

清浄の滝:この滝も大きくはないが、結構綺麗。左俣はこの先凡流と思われるので、

登山道から二俣に戻り、今度は右俣へ。10m滝は適度に登り応えがあり、良い滝だったが、この先しばらくゴーロ。

624m二俣を左に入ると、登れる小滝が続いて、悪くない。

5m程度の登れる滝が結構あるが、ゴーロも結構あって、飽きてくる。

928mの直下で古い貯水槽のようなものが出てきて、殆ど水はなくなる。そのまま神社まで詰めようとしたら、神社から捨てられたと思われるゴミがかなり多く落ちていた。

三峯神社の縁結びの木だが、右側の木が左側の木に被圧されて枯れており、こんな縁結びは嫌だ…

バチ岩沢に降りると、堰堤の穴から取水されていた。あまり見ないパターンの取水だ。

水はなく、石灰岩の巨岩がゴロゴロ

石灰岩地帯が終わると水が出てきて、15mの滝を左岸から巻き下った。

夫婦滝の上部、多段20m滝。ここから全部まとめて巻き下ったら、夫婦滝の下部は見逃してしまった。

神庭半洞窟へ寄り道。垂れ下がっている蔦の紅葉が綺麗。「ハンガーを打つことは禁止」と案内板に書かれていたが、実際、ハンガーが打たれていた痕跡があった。確かに、ここがクライミングOKなら良いルーフのルートが引けたかもしれない。

神庭半洞窟の奥には、割とちゃんとした洞窟状の部分もあり、コウモリもいた。

先程見逃した夫婦滝の下部。神庭鍾乳洞へ向かっていたら、丁度見やすい場所にたどり着いた。

神庭鍾乳洞は思ったより立派で、小さい洞内滝もあった。

かなり風化してはいるが、二次生成物(鍾乳石)もあった。

 大砥沢は、特に下部が、予想以上に良い沢だった。深くて透明な水を湛える釜が美しい。そして、大体の滝は登れる。どうしてこんな、首都圏にあって、アクセスが良くて手頃な沢が、これまで全然登られてこなかったのだろうと、不思議である。関東の手頃な初級向けの沢として、結構お薦めの一本であり、バスでのアプローチも可能なので、マイカーのない学生などにはもってこいだと思う。
 バチ岩沢は、鍾乳洞見学ついでに夫婦滝だけ見れば十分な沢で、わざわざ行くような沢ではなかったが、予想通りである。それでも、調査することには価値があると思っている。
 神庭半洞窟と神庭鍾乳洞は予想よりも立派で、プチ探検気分を味わえる良い所だと思う。ケイビングの対象としてはしょぼすぎるが、沢歩きのついでに、ヘッドライトとヘルメット持参で訪れるにはちょうど良いだろう。

装備・コースタイム

9:06 出発 – 9:21 大輪駅跡地 9:31 – 9:32 竜門の滝 9:49 – 11:08 清浄の滝 11:10 – 13:25 三峯神社 13:29 – 13:38 お仮屋神社 – 13:50 三等三角点三峰 13:52 – 15:22 夫婦滝 15:34 – 15:41 神庭半洞窟 15:53 – 16:13 夫婦滝 16:14 – 16:23 大滝神庭交流広場
(合計7:17/距離8.4km、登り1,069m、下り1,061m)

・大砥沢の最初の滝はラバーソール+たわしがないと厳しい。他はどちらでも可。
・メインロープは不使用。お助け紐のみ使用。

遡行図

地名

・大砥沢、バチ岩沢の名称は、現地案内板及び全国地価マップに拠る。

周辺施設

○三峯神社
関東屈指のパワースポットなどと人気の神社。奥秩父の狼信仰にも触れられる。
○大滝神庭交流広場
ここの駐車場に駐車。無料、トイレ有。

他の記録

大砥沢、バチ岩沢共に記録未見。大砥沢はアクセスは良く水量もある程度あるのに、何故か記録が見当たらない。

〇本件ヤマレコはこちら

1994年生。ぶなの会所属。大学に入ったタイミングで沢登りを始め、沢登り歴13年、訪れた沢は約1000本。沢を登るだけでなく下りも交え、一層その流域への理解を深めたいと考えている。最近は、情報の乏しい隠れた秀渓を探すのにハマっている。

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